【10年でいくらになる?】月3万円積立シミュレーション:50代が無理なく始める「新NISA」の出口戦略
こんにちは!
「おそ50」案内人の さんぱち です。
前回の記事で「まずは1,000円からでも一歩を踏み出そう」とお伝えしました。
その一歩を踏み出したあなたが、次に考えるべきは「現実的な積立プラン」です。
50代の方からよく聞くのが、こんな諦めの声です。
「20代ならまだしも、私たちにはあと10年、15年しか時間がない。」
「今から月3万円くらい積み立てたって、たかが知れてるでしょ?」
いいえ、とんでもない誤解です!
残された時間が10年だとしても、複利の効果は絶大です。
「たかが3万円」が、銀行預金では逆立ちしても作れない「大きなゆとり」に化けるんです。
今日は、電卓を叩いて具体的なシミュレーションをしてみましょう。
そして、貯まったお金をどう使うかという、50代に必須の「出口戦略」までお話しします。

シミュレーション:月3万円を「オルカン」で積み立てたら?
では、具体的に計算してみましょう。
- 毎月の積立額:3万円
- 商品:全世界株式(オルカン)
- 想定利回り:年率5%(※過去の全世界株式の平均的な実績を元にした控えめな数字です)
これを、10年間と15年間続けた場合、どうなるでしょうか?
ケース①:10年間(60歳まで)続けた場合
- 元本(あなたが払ったお金):360万円
- 運用益(増えたお金):約106万円
- 【最終的な資産額】:約466万円
どうですか?
銀行に預けていたら「360万円+利息数百円」で終わりです。
しかし、NISAで運用するだけで、「約100万円」も多くのお金が手元に残る計算になります。
100万円あれば、何ができるでしょうか?
夫婦で豪華な海外旅行に行けます。家のリフォーム費用に充てられます。
たった10年でも、これだけの差がつくんです。
ケース②:15年間(65歳まで)続けた場合
今の60代は現役バリバリです。65歳まで働いて積立を続けたとしましょう。
- 元本(あなたが払ったお金):540万円
- 運用益(増えたお金):約268万円
- 【最終的な資産額】:約808万円
なんと、増えた分(運用益)だけで260万円以上です!
銀行預金との差は、もう車一台分以上になりました。
「時間が短いからやらない」というのが、いかにもったいない判断か、数字を見るとハッキリしますよね。
「何もしないこと」こそが、実は最大のリスク(機会損失)なんです。
50代のゴールは「億万長者」じゃない
20代の若者たちの投資目標は「1億円貯めてFIRE(早期リタイア)」かもしれません。
でも、私たち50代のゴールは違います。
- インフレ(物価上昇)に負けない資産を守ること
- 老後に「ちょっとした贅沢」ができるゆとりを持つこと
この目標のためなら、10年、15年という期間と、月3万円という無理のない金額で、十分に達成可能なんです。
一番大事な話:「貯まったお金、どうやって使う?」
さて、ここからが50代にとって一番大事な「出口戦略」の話です。
10年後、15年後、積み立てたお金を取り崩す時が来ます。
この時、多くの人が勘違いしていることがあります。
× 間違い:「定年退職した瞬間に、全部売って現金にする」
これは、非常にもったいないです!
金の卵を産むニワトリを、食べるために一気に殺してしまうようなものです。
◎ 正解:「運用を続けながら、必要な分だけ少しずつ売る」
これが、資産を長持ちさせる賢い出口戦略です。
例えば、65歳で800万円貯まったとします。
これを全部解約せず、「運用したまま(オルカンを持ったまま)」、毎月必要な分(例えば5万円)だけを売却して現金化するのです。
そうすると、残っているお金はまだ運用され続けているので、取り崩している間も、お金が増え続けます。
結果として、単に現金を切り崩すよりも、資産が尽きるまでの時間を何年も、何十年も先延ばしにできるのです。
まとめ:今日が、一番若い日です
「あと10年しかない」ではありません。
「まだ10年もある」のです。
月3万円。飲み代を1回我慢したり、携帯プランを見直したりすれば、決して無理な金額ではないはずです。
その3万円が、10年後には「100万円のボーナス」を連れて帰ってきてくれるかもしれません。
そして、賢い出口戦略を知っていれば、そのお金はあなたの老後を長く、優しく支えてくれます。
さあ、シミュレーションは終わりました。
あとは、あなたのNISA口座で積立設定をするだけです。
今日が、あなたの人生で一番若い日。
未来の自分のために、今、種をまきましょう!
この記事が、あなたの資産形成を考える上でのヒントになれば嬉しいです。 ただ、大切なお金のことですので、最終的な投資の判断は、必ずご自身の責任で行うようお願いいたします。一緒に、賢くお金と付き合っていきましょう!
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