【超入門】50代が最初に買うべき「全世界株式」って何?投資信託の選び方を図解解説

【超入門】50代が最初に買うべき「全世界株式」って何?投資信託の選び方を図解解説

こんにちは!
「おそ50」案内人の さんぱち です。

さて、無事に証券口座の開設、お疲れ様でした!
いよいよ、投資家としての第一歩を踏み出す時が来ました。

でも、口座にログインしてみたものの、
「商品が多すぎて、何を買えばいいか分からない!」
「聞いたことないカタカナばっかりだ…」
と、また手が止まってしまっていませんか?

大丈夫。その気持ち、痛いほどわかります。

以前、私は「最初の一歩」として、配当金がもらえる嬉しさを実感するために「高配当株(みずほ銀行)」を買った、というお話をしました。

あれは、投資を「続ける」ための、私なりの心のモチベーション術でした。

そして今日お話しするのは、それとは別軸の、「資産形成の王道」と呼ばれる、もう一つの、そして最強の選択肢です。

それが、多くの専門家が「迷ったら、これ1本でいい」と断言する、
「全世界株式(ぜんせかいかぶしき)」
(通称:オルカン
という商品です。

「それって何?」「本当にそれ1本でいいの?」
その疑問に、世界一わかりやすくお答えしますね!

そもそも「投資信託」って何?

まず、オルカンを理解するために、「投資信託(とうししんたく)」という言葉だけ、覚えてください。

難しく考えなくてOKです。「投資信託」とは、
プロの料理人が作った「最強の幕の内弁当(まくのうちべんとう)」
だと思ってください。

  • 株(個別株):
    「みずほ銀行」や「トヨタ」など、1つの会社(おかず)だけを買うこと。美味しいけど、もしそのおかずが傷んだら(業績悪化したら)大変です。
  • 投資信託:
    お弁当のプロ(ファンドマネージャー)が、何十、何百種類ものおかず(会社)を、バランス良く詰め合わせてくれたパッケージ商品のこと。

私たち初心者が、自分で「どのおかずが良いか」と悩む必要がない、とても便利な仕組みなんです。

目次

じゃあ、「全世界株式(オルカン)」って何のお弁当?

「投資信託」がお弁当だとして、「全世界株式(オルカン)」とは、
「世界中の有名企業を、全部ちょっとずつ詰め込んだ、究極の“全部のせ”弁当」
です。

あなたが「オルカン」を1万円分買うと、その瞬間に、

  • アメリカのアップルやマイクロソフト
  • 日本のトヨタやソニー
  • ヨーロッパの有名企業
  • これからの成長が期待される新興国の企業…
    といった、世界中にある何千もの会社の株主に、ほんの少しずつなれたことになるんです。

50代の私たちに「オルカン」が最適な3つの理由

「でも、世界中に投資するなんて、なんだか大げさで怖い…」
いえいえ、逆なんです。
50代の私たちだからこそ、「世界全部のせ」が一番安全なんです。

理由①:究極の「リスク分散」ができるから

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言を聞いたことがありますか?
もしカゴを落としたら、全部の卵が割れてしまいますよね。

もし、あなたが「日本株」のカゴだけを持っていたら?
もし日本経済がこの先30年、ずっと不景気だったら、あなたの資産も育ちません。

でも、「オルカン」という世界中のカゴに卵を分けておけば、
たとえ日本(のカゴ)がダメでも、アメリカ(のカゴ)が絶好調かもしれない。
たとえアメリカがダメでも、インド(のカゴ)が伸びているかもしれない。

世界全体で「ならす」ことで、大きな失敗を避けることができる
これこそが、私たち初心者が守るべき、一番大切な「守り」の戦略です。

理由②:「ほったらかし」でOKだから

個別株(みずほ銀行など)を持つと、日々の株価や、その会社のニュースが気になります。
でも、「オルカン」は世界経済そのものに投資しています。

あなたがやることは、
「最初に『毎月〇円積み立てる』と設定するだけ」
です。

あとは、日々の株価を見る必要もありません。
あなたが寝ている間も、働いている間も、世界中の企業が頑張って経済を回し、あなたの資産を育ててくれます。
難しいことは全部プロ(お弁当屋さん)に任せて、あなたは「ほったらかし」でいいんです。

理由③:「世界」は、なんだかんだ成長し続けるから

50代の私たちが投資できる時間は、10年、15年、20年といったところでしょうか。
「その間に、大暴落が来たらどうするの?」と不安になりますよね。

下のグラフを見てください。

これは、世界の株価の歴史です。
途中、ITバブル崩壊やリーマンショック、コロナショックなど、何度も「もう世界は終わりだ」というような大暴落がありました。

でも、その全ての暴落を乗り越えて、世界経済は必ず成長し、株価は右肩上がりを続けています。

私たちが投資するのは、「明日の株価」ではありません。
「人類は、なんだかんだ言って、これからも経済を成長させていく」
という、この大きな流れに乗っかることなんです。

【結論】結局、どれを買えばいいの?

さて、いよいよ最後の答えです。
「オルカンが凄いのは分かった。でも、楽天証券やSBI証券で検索したら、『オルカン』と名の付く商品が、またいっぱい出てきたよ!」

その通りです。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」
「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」
などなど…。

これらは、中身(お弁当のおかず)は、全部ほぼ同じです。
(同じ「世界の株価指数」というレシピを見て作っているからです)

じゃあ、何が違うのか?
それは、「お弁当の値段(手数料)」です。
この手数料のことを、投資の世界では「信託報酬(しんたくほうしゅう)」と呼びます。

お弁当の中身が同じなら、安い方がいいに決まってますよね?
だから、あなたがやることはたった一つ。

「信託報酬(手数料)が、一番安いオルカンを選ぶこと」

これだけです。
具体的には、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という商品が、現在(2025年時点)も手数料最安クラスで、純資産(お弁当の売上)もNo.1の、まさに「王様」です。

まとめ:「守り」と「攻め」の使い分け

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、以前お話しした「高配当株」との使い分けを整理しますね。

  • 高配当株(私のみずほ銀行など):
    「配当金」という目に見えるご褒美が届くので、投資を続けるモチベーションになる。お楽しみの「サイドディッシュ」です。
  • 全世界株式(オルカン):
    利益は自動で再投資される(複利の力!)ので、実感は湧きにくい。でも、気づいた時にはあなたの資産の「土台」として、最も大きく、逞しく育ってくれている。まさに「メインディッシュ」です。

まずは、NISAで「オルカン」を「毎月1万円」でもいいので積み立て設定する。
そして、もし心の余裕ができたら、「高配当株」を少し買って、配当金の通知書にニヤリとしてみる。

これが、50代の私たちが、楽しみながら資産形成を続ける、最強の布陣だと私は思います。


※当ブログで紹介している情報は、一個人の経験に基づくものです。特定の金融商品を推奨・勧誘するものではありません。投資の最終的な判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

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