【非課税枠1,800万円を使い切る】50代が「つみたて枠」を優先すべき理由と「成長枠」との賢い組み合わせ方

【非課税枠1,800万円を使い切る】50代が「つみたて枠」を優先すべき理由と「成長枠」との賢い組み合わせ方

こんにちは!「おそ50」案内人のさんぱちです。

新NISA、いよいよ始まりましたね!「投資で得た利益に税金がかからない」という夢のような制度ですが、非課税となる投資枠は一人あたり最大1,800万円までと決まっています。

「1,800万円なんて、そんな大金、投資できないよ…」

そう思ったあなた。大丈夫です、安心してください。この1,800万円は、あくまで「一生涯で使える上限」です。一度に使い切る必要はありません。

大切なのは、この貴重な非課税枠を、私たち50代がどのように「賢く使い切るか」という戦略です。

今日は、新NISAの二つの枠(つみたて投資枠と成長投資枠)の仕組みを再確認しながら、50代に最適な「優先順位」と「組み合わせ方」についてお話しします。

目次

1. 新NISAの二つの「お弁当箱」を理解しよう

新NISAには、非課税で投資ができる二つの「枠」があります。これを二つの「お弁当箱」に例えてみましょう。

  • ① つみたて投資枠(小さなお弁当箱)
    • 年間投資上限: 120万円
    • 特徴: 金融庁が厳選した、長期・積立・分散投資に適した「安全性の高い投資信託」しか入れられません。
    • 買い方: 毎月コツコツ、自動で積み立てるのが基本です。
  • ② 成長投資枠(大きなお弁当箱)
    • 年間投資上限: 240万円
    • 特徴: つみたて枠の投資信託に加え、国内外の個別株や、少しリスクの高い商品なども幅広く入れられます。
    • 買い方: 積み立てもできますが、好きなタイミングで一括購入することも可能です。

この二つの箱を合わせて、年間最大360万円、生涯で1,800万円まで非課税で投資ができるのです。

2. 50代の戦略:まずは「つみたて枠」を最優先!

では、50代はどちらの箱から使うべきでしょうか?

結論から言います。まずは「つみたて投資枠」を最優先で使ってください。

理由はシンプルです。私たち50代は、20代、30代に比べて**「運用できる時間が短い」**からです。

投資の世界では、「時間」が最大の味方になります。時間をかけてコツコツ積み立てることで、リスクを抑えながら資産を育てることができます。 逆に、短期間で大きな利益を狙おうとすると、その分リスクも高くなります。老後資金を危険にさらすわけにはいきませんよね。

だからこそ、安全性が高く、長期投資に向いている商品しか選べない「つみたて投資枠」が、50代の資産形成の「土台」となるのです。

おすすめは「オルカン」一択!

つみたて投資枠で何を買えばいいか迷ったら、世界中の株式にまるっと投資できる**「全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」**がおすすめです。これ一本で、世界経済の成長の恩恵を受けることができます。

まずは、この「つみたて投資枠(年120万円)」を埋めることを目標に、無理のない範囲で毎月の積立額を設定しましょう。

3. 「成長枠」は「余力」と「お楽しみ」で使う

つみたて投資枠での積立が軌道に乗り、生活防衛資金もしっかり確保できた上で、まだ資金に「余力」がある場合。ここで初めて「成長投資枠」の出番です。

成長投資枠は、つみたて枠よりも自由度が高い分、リスクも高くなりがちです。50代の活用法としては、以下の二つがおすすめです。

  • ① つみたて枠の「おかわり」として使う つみたて枠の年120万円(月10万円)では足りない!という方は、成長投資枠でも同じ「オルカン」などを積み立てて、非課税枠を早く使い切る戦略です。これが一番堅実です。
  • ② 「お楽しみ(サイドディッシュ)」として使う つみたて投資は地味で退屈になりがちです。そこで、成長投資枠の一部を使って、自分が応援したい企業の株や、持っているだけで定期的に配当金がもらえる**「高配当株」**などを買ってみるのも良いでしょう。

配当金やお楽しみ要素は、投資を長く続けるための「モチベーション」になります。メインはあくまで「つみたて枠(オルカン)」で守りを固めつつ、成長枠で少し「攻め」や「遊び」の要素を取り入れる。

これが、50代が非課税枠1,800万円を賢く使い切るための、黄金の組み合わせ戦略です。

まずは焦らず、「つみたて投資枠」からコツコツと始めてみませんか?

この記事が、あなたの資産形成を考える上でのヒントになれば嬉しいです。 ただ、大切なお金のことですので、最終的な投資の判断は、必ずご自身の責任で行うようお願いいたします。一緒に、賢くお金と付き合っていきましょう!

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