【投資より大事】あなたの資産を守る「生活防衛資金」いくらあれば安心?50代が確保すべき現金の目安

【投資より大事】あなたの資産を守る「生活防衛資金」いくらあれば安心?50代が確保すべき現金の目安

こんにちは!「おそ50」案内人のさんぱちです。

新NISAの話題などで、「自分もそろそろ投資を始めないと老後がヤバイかも…」と焦りを感じていませんか? でも同時に、「投資って損するかもしれないし、生活費が足りなくなったらどうしよう…」という不安も頭をよぎりますよね。

その感覚、とても正常です。そして、すごく大切です。

実は、投資を始める前には、**投資そのものよりも絶対に優先すべき「準備」があります。 それが、今日お話しする「生活防衛資金」**です。

これを用意せずに投資を始めるのは、命綱をつけずにバンジージャンプをするようなもの。 逆に言えば、これさえしっかり準備できていれば、投資は決して「生活費を削るギャンブル」ではなくなります。

安心して資産形成の第一歩を踏み出すために、まずは足元の安全確保から始めましょう。

そもそも「生活防衛資金」って何?

「生活防衛資金」とは、その名の通り**「あなたの生活を守るためのお金」**です。

人生には、予期せぬ「もしも」がつきものです。

  • 急な病気やケガで働けなくなり、収入が途絶えた
  • 会社の業績悪化で、突然リストラされた
  • 実家の親の介護で、まとまったお金が必要になった
  • 自宅の設備が壊れて、高額な修理費がかかった

そんな緊急事態が起きた時、明日からの生活費をどうしますか?

もし手元に現金がなかったら、せっかく将来のために積み立てていた投資信託を、損が出ているタイミングでも泣く泣く解約しなければならないかもしれません。最悪の場合、生活が破綻してしまう恐れもあります。

そうならないために、**「何があっても数ヶ月は食べていけるだけの現金」を、投資とは別に確保しておく。これが生活防衛資金です。 投資の世界という大海原に出るための、絶対に欠かせない「救命胴衣」**と言えるでしょう。

目次

50代はいくら必要?安心できる目安

では、具体的にいくらあれば安心なのでしょうか? 一般的には「生活費の3ヶ月~半年分」と言われることが多いですが、私たち50代はもう少し慎重に考える必要があります。

なぜなら、若い頃に比べて健康リスクが高まったり、万が一失業した際の再就職に時間がかかったりする可能性があるからです。

そこで、「おそ50」世代への提案は、

「生活費の6ヶ月~1年分」

を目安に確保することをおすすめします。

例えば、あなたの家庭の1ヶ月の生活費(家賃、食費、光熱費など最低限必要な支出)が25万円だとします。

  • 6ヶ月分なら:25万円 × 6ヶ月 = 150万円
  • 1年分なら:25万円 × 12ヶ月 = 300万円

これが、あなたが確保すべき生活防衛資金の目標額になります。

「えっ、そんなに?」と思うかもしれません。 もし、会社員で雇用保険が手厚かったり、共働きでパートナーの収入が安定している場合は「6ヶ月分」でも良いかもしれません。逆に、自営業やフリーランスの方は、収入の変動が大きいので「1年分」あるとより安心です。

まずは、ご自身の「1ヶ月の最低生活費」を把握することから始めてみましょう。

どこに置くのが正解?絶対に守るべきルール

生活防衛資金の置き場所には、鉄則があります。 それは、「安全」で、かつ「すぐに引き出せる」場所に置いておくことです。

絶対にやってはいけないのは、このお金で「少しでも増やそう」と株や投資信託を買ってしまうこと。 いざ必要になった時に暴落していて、価値が半分になっていたら目も当てられません。

【おすすめの置き場所】

  1. 普段使いの銀行の普通預金: 一番流動性が高く、何かあったらすぐにATMで引き出せます。生活費の口座と分けておくと管理しやすいです。
  2. ネット銀行などの定期預金: 普通預金より少し金利が良い場合があります。ただし、解約手続きに手間取らないよう、ネットですぐに解約できるタイプを選びましょう。

「絶対に元本割れせず、必要な時にすぐ現金化できる」。これが絶対条件です。

まとめ:「安心」があるからこそ、投資が続けられる

生活防衛資金がしっかり準備できていれば、「もし暴落が来ても、当面の生活は大丈夫」とドッシリ構えていられます。 この心の余裕こそが、投資を長く続けるための最大の秘訣なのです。

投資は、生活費を削って行うギャンブルではありません。 **生活防衛資金という頑丈な土台の上で行う、将来のための「種まき」**です。

まずは通帳を確認して、生活防衛資金が足りているかチェックしてみてください。もし足りなければ、投資を始める前に、まずはここを目標に貯蓄に励みましょう。

遠回りのように見えて、それが一番確実な、あなたの資産を守る道になりますよ。

この記事が、あなたの資産形成を考える上でのヒントになれば嬉しいです。 ただ、大切なお金のことですので、最終的な投資の判断は、必ずご自身の責任で行うようお願いいたします。一緒に、賢くお金と付き合っていきましょう!

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