【貯金だけは危険】老後資金を守るために知っておくべき「インフレの具体的な対策」
こんにちは!
「おそ50」案内人の さんぱち です。
「老後資金2,000万円」を目指して、毎日コツコツと節約し、銀行に貯金をしている…
そんなあなたは、本当に素晴らしい努力家です。
でも、もし。
あなたが必死に貯めたその「2,000万円」の価値が、あなたが知らないうちに、銀行の口座の中で少しずつ“盗まれている”としたら、どう思いますか?
「そんなバカな!」と思いますよね。
でも、それが「インフレ(物価上昇)」という「静かな泥棒」の正体なんです。
以前の記事(銀行預金は安全?ゆでガエルの話)で、ラーメンの値段を例に、「モノの値段が上がる」=「お金の価値が下がる」というお話をしました。
今日は、その「静かな泥棒」から、私たちの虎の子の老後資金をどうやって守ればいいのか?
50代の私たちが今すぐやるべき、具体的な対策について、分かりやすく解説します。
2,000万円が「1,350万円」に目減りする!?
「お金の価値が下がる」と言われても、ピンと来ないかもしれません。
ここで、少しだけ衝撃的なシミュレーションを見てみましょう。
もし、今あなたが銀行に「2,000万円」の貯金を持っていたとします。
そして、これから先、日本で「年間2%」のインフレ(物価上昇)が20年間続いたとしたら…
20年後、その2,000万円で買えるモノの価値は、今の「約1,350万円」分にまで目減りしてしまいます。

通帳の「数字」は2,000万円のまま変わりません。
でも、その実質的な価値は、なんと650万円も「盗まれて」しまったのと同じことなんです。
「2,000万円貯めたぞ、これで老後は安泰だ!」
と思っていたのに、いざ65歳、70歳になった時、「あれ? 生活が思ったより苦しいぞ…」となりかねない。
これこそが、「貯金だけ」のリスクです。
「静かな泥棒」から資産を守る、たった一つの考え方
では、どうすればこの「静かな泥棒」から資産を守れるのでしょうか?
答えは、とてもシンプルです。
「お金(現金)」で持つのをやめて、「お金の価値が下がっても、一緒に価値が上がってくれるもの」に換えておけばいいのです。
インフレ(モノの値段が上がる)に強い資産。
その代表格が、「株式(かぶしき)」です。
なぜ「株」がインフレに強いのか?
「株」と聞くと、なんだか怖いギャンブルのように思うかもしれません。
でも、インフレ対策としては最強の味方なんです。
なぜなら、
- インフレでモノの値段が上がる
- ↓
- それを作っている「会社」の売上や利益が上がる
- ↓
- 会社の価値が上がるので、「株価」も上がりやすくなる
という、非常に単純な理屈があるからです。
つまり、ラーメンの値段が上がれば、ラーメン屋さんの株価も上がりやすい。
だから、「現金」で持っていると価値が目減りしてしまう一方、「株」で持っていれば、インフレと一緒に資産の価値も育ってくれる可能性が高いのです。
50代がやるべき、最強のインフレ対策は「これ一択」
「株が強いのは分かった。でも、どこの会社の株を買えばいいかなんて、分からないよ!」
その通りです!
だからこそ、私たちがやるべき最強のインフレ対策は、「NISA口座」で「全世界株式(オルカン)」を買うことです。
以前の記事でも解説しましたが、「オルカン」は、世界中の何千もの会社の株を詰め合わせた「究極の幕の内弁当」です。
「オルカン」を1本持っておくだけで、
「世界経済全体の成長(=世界全体のインフレ)」
そのものに乗っかることができます。
日本がダメでもアメリカが、アメリカがダメでも他の国が…と、世界全体でインフレの波を乗りこなし、あなたの資産を守り、育ててくれるのです。
(参考)銀行窓口で勧められる「NG対策」
「インフレ対策には、この外貨預金が…」「この保険商品が…」
と、銀行の窓口で勧められることがあるかもしれません。
しかし、これらの商品のほとんどは「手数料」が非常に高いです。
インフレで価値が目減りする以上に、高い手数料であなたのお金が削られてしまい、本末転倒になりかねません。
私たち初心者は、そんな複雑なものに手を出す必要は一切ありません。
国が用意してくれた「NISA」という最強の制度を使って、手数料の安い「オルカン」をコツコツ買う。
これが、手数料も安く、最もシンプルで、最も強力なインフレ対策です。
まとめ:これからは「育てる」時代です
私たち親世代の「貯金は安全、投資は危険」という常識は、もう終わりました。
これからの時代は、「貯金だけ」でいることが、「何もしない」という最大のリスクになっています。
「静かな泥棒」に、あなたの大切な老後資金をこれ以上盗まれないために。
インフレに負けないスピードで、私たちのお金にも「育って」もらう。
そのための最強の道具が「NISA(全世界株式)」です。
「貯める」から「育てる」へ。
一緒に、賢い一歩を踏み出しましょう。
この記事が、あなたの資産形成を考える上でのヒントになれば嬉しいです。 ただ、大切なお金のことですので、最終的な投資の判断は、必ずご自身の責任で行うようお願いいたします。一緒に、賢くお金と付き合っていきましょう!
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